ドレディアがこの先生き残るには~禁止伝説環境編~
どうも、一八です。今回はランクバトルシリーズ8環境でのドレディアを中心に考察したいと思います。では。
目次
1.はじめに
2.使用構築
3.個別解説
3.1.ドレディア
3.2.サンダー
3.3.アシレーヌ
3.4.マンムー
3.5.エースバーン(キョダイマックス)
4.終わりに
1.はじめに
2021年2月からのランクバトルシリーズ8。公式が遂にパンドラの箱を開けてしまいました。それは……、
禁 止 伝 説 の 解 禁
そう、今まで一部の特別ルールでのみ使用可能だった禁止級の伝説ポケモンをランクバトルに放り込むという暴挙。元々公式は、カジュアルバトルで禁止伝説を有り無し選べないようにしなかった、という前科がありました。これで危惧していたのが、
ただでさえ厳しい環境に置かれているマイナーポケモンが淘汰蹂躙される
ことです。なんて事をしてしまったんだ……。
そして今回の「Global Challenge 2021 Second Winter」では、このシリーズ8ルールが適用されることになりましたとさ。
2.使用構築
今回はこんな感じ。
です。まず禁止伝説にネクロズマを選んだのは、
環境に必ずと言っていいほどザシアンがいる
と踏んだからです。ザシアンの何がヤベーイのか。それは、
- 対ダイマックスの技きょじゅうざんの存在
- 驚異的な攻撃と素早さの高さ
- 攻撃が上がる特性、タイプの複合も優秀
これは本当にヤベーイ。また、ムゲンダイナという禁止伝説も、対ダイマックスの技「ダイマックスほう」というヤベーイ技があります。そこから導き出された答えは、
はがね、ドラゴンの両方を受けられるのははがねタイプしかいない
したがってネクロズマに白羽の矢が立てられることになりました。
3.個別解説
3.1.ドレディア
種族値 70-60-75-110-75-90(合計480)
性格 ひかえめ(C↑A↓ → S↑A↓)
努力値 H44 B4 C220 D12 S228
実数値 151-72-96-158-97-152
調整 C:H252D4のラグラージを、リーフストームでリンドのみ込みで確定一発
S:最速カプ・レヒレ抜き
BD:ダウンロード対策でD>B
H:余り。奇数調整
特性 ようりょくそ
持ち物 だっしゅつパック
技 リーフストーム ねむりごな いやしのねがい はかいこうせん
嫁。色違い。モヴさんの一言で誕生したリーフストーム&だっしゅつパックとかいう普通はやらない変態型。起点作成にやって来るであろうカバルドンやラグラージ、あとヌオーやカプ・レヒレをメタるための存在。彼等が大体B補正HB振りが多いため、ラグラージを一発で倒せるぐらいにCを調整しました。ところが……、
起点作成しそうなポケモンを警戒して出しても、エースバーンなどのダイジェッターのおやつにされる
ウゾダドンドコドーン!!
そもそもの話をすると、ドレディアは
圧倒的な紙耐久な上、素早さも90と伝説激戦区の中にいる
訳ですorz。だっしゅつパックリーフストーム型の例として、カットロトムやビリジオンと種族値並びに耐久指数を比較してみましょう。耐久指数という指数を求める式は
(HP×防御×特防)÷(防御+特防)
になります。
- ドレディア:70-60-75-110-75-90、耐久指数:2625
- カットロトム:50-65-107-105-107-86、耐久指数:2675
- ビリジオン:91-90-72-90-129-108、耐久指数:4205
カットロトムにしろビリジオンにしろ、耐久面あるいは素早さが優秀(カットロトムはダイジェットが等倍なのもある)だからだっしゅつパック&リーフストームが出来るのであって、ドレディアは耐久面にしろ素早さにしろ半端なため、だっしゅつパック持たせても上から殴られ一撃で爆発四散がオチ、なんてことも(もっともエースバーンと対面したら、どちらもムッコロされる未来しかありませんが)。まあ実際、今の環境だと種族値合計480は低く見えるから仕方ないね。
後思った以上にメタ対象のポケモンを見なかったのもある。むしろエースバーンはほぼほぼいる。まあそもそも剣盾自体が対面構築か積み構築を推奨している説があって、対面構築の方が積み構築に有利だったら、
対 面 構 築 し か 勝 た ん
説があるんだよなあなどと。故に起点作成ポケモンはなかなか見かけない。
後述はしますが、以上の点からドレディアはタスキが必須なのかもしれない。あるいは耐久振りか。
耐久指数についての資料はこちら
3.2.サンダー(通常のすがた)
種族値 90-90-85-125-90-100(合計580)
性格 おくびょう(S↑A↓)
努力値 CS252 B4
実数値 165-87-106-177-110-167
調整 ぶっぱ
特性 プレッシャー
持ち物 いのちのたま
元々はこの枠はバンギラスでしたが、遅いポケモンばっかりになってしまったので、ダイジェットを牽制出来るポケモンとして採用。しかしほとんどの試合でネクロズマをダイマックスさせることが多かったのと、でんき技以外が命中不安だったのとで、あまり活躍しなかった。ゆくゆくは奴を隠れ特性にしたい所存(とくせいパッチを入手するのにマックスこうせきが超大量に必要なんや……)
必要なマックスこうせきの数はなんと200。ちょっとやそっとじゃ集まらない。
3.3.アシレーヌ
種族値 80-74-74-126-116-60(合計530)
性格 ひかえめ(C↑A↓)
努力値 H156 B252 C12 D4 S84
実数値 175-81-126-162-137-91
調整 H:16n-1
S :S4振りアーマーガア抜き
B:ぶっぱ
D:単数振り
C:余り
特性 げきりゅう
持ち物 オボンのみ
技 うたかたのアリア ムーンフォース エナジーボール めいそう
嫁2号。色違い。剣盾から習得しためいそう型です(基礎振りは自分で考えました)。しかし、ウーラオスに後出ししたら、あんこくきょうだは受かってもかみなりパンチが急所に当たって終了。以上である。
3.4.マンムー
種族値 110-130-80-70-60-80(合計530)
性格 いじっぱり(A↑C↓)
努力値 AS252 D4
実数値 185-200-100-78-81-132
調整 ぶっぱ(H奇数になるようにH無振り)
特性 どんかん
持ち物 きあいのタスキ
環境にいるであろう、ランドロスなどを意識したどんかん型。タスキで耐えてザシアンを返り討ちにしたり出来たのは良かった。なお確定取れるのは無振りまでの模様(100.5%~119.7%)。A特化のマンムーの一致じしんですらこれ。バケモノやんorz。マンムーは素早さに振っても活きる場面が少なかったので、耐久に振ってチョッキ着せた方が良い説ある。あといかく持ちが少なかったから、「あついしぼうでよくね?」なことになりそう。
3.5.エースバーン(キョダイマックス)
種族値 80-116-75-65-75-119(合計530)
性格 ようき(S↑C↓)
努力値 AS252 D4
実数値 155-168-95-71-96-188
調整 ぶっぱ(ダウンロード対策でD>B)
特性 リベロ
持ち物 たつじんのおび
技 かえんボール とびひざげり とびはねる ふいうち
速いポケモン枠の1体。今回はサンダーにいのちのたまを渡したので、たつじんのおびを採用した。とびはねるでラプラス相手にダイマターンを稼ごうとしたところ、相手がまさかのダイマックスなし、かと思えばとびはねるで帰ってくるタイミングでキョダイセンリツを撃たれて爆発四散。
ウゾダドンドコドーン!!
一応キョダイマックス個体にはしたんだけど、ダイマックスは殆どネクロズマに使っていたからなあ。
種族値 97-157-127-113-109-77(合計680)
性格 ゆうかん(A↑S ↓→ A↑C↓)
努力値 H244 A36 S228
実数値 203-200-147-119-129-126
調整 H:奇数調整
S:りゅうのまい1回で最速エースバーン抜き
A:余り(1舞後のじしんで耐久無振りザシアンを確定一発)
特性 プリズムアーマー
持ち物 じゃくてんほけん
今回の禁止伝説枠。特性のプリズムアーマーは、弱点のダメージを3/4にする&特性無視攻撃にすら無効化されない壊れ特性である。さらに第8世代でまさかのりゅうのまいを習得。……しかし実際はりゅうのまいを積む余裕などあるはずもなく、
ダイマックスして直接殴ったほうがよくね?
なんてこともしばしば。Hに振っただけだとエースバーンのキョダイカキュウ(いのちのたま込み)で乱数一発なため、ダイマックスしたほうがじゃくてんほけん発動も兼ねられて強かった。ダイスチルやダイアースも使えばかなりの耐久が得られるため、ザシアンとも戦える。ただ、フォトンゲイザーはダイマックス時にただの特殊技になってしまうため、この型と相性が今ひとつなまである。
ちなみに参考にした記事はこちら。これをH奇数に変えただけです
4.終わりに
一応グローバルチャレンジで5戦潜りました。
戦績としては3勝2敗。割と良いほうかもしれない。良かったこともあると言えばあるんだけど、問題点やらも多かったので記述してみました。
- ネクロズマが強かった。ダイマックス時に防御や特防を上げられるのは大きく、更に特性でバツグン技を半減できる。お陰でザシアンやエースバーンとも渡り合えた
- しかし、フォトンゲイザーがダイマックス時にただの特殊技になること、りゅうのまいを積む機会がなかったことが問題点である。また等倍技でのゴリ押しに弱かった
- 殆どの試合でネクロズマがダイマックスした分、サンダーやエースバーンがそこまで活躍していなかった
- ドレディアにだっしゅつパックを持たせたが、実際はドレディアより速いポケモンにリーフストームを撃つ前にやられてしまった。耐久もそこまでなかったため、だっしゅつパックを活かせなかった
- 対戦相手の手持ちではウーラオスやラプラスが重かった。前者はキョダイ技での壁張りがきつく、技範囲も広い。後者は確定急所の技がきつく、これまた技範囲が広い。あと不意のカウンターもきつかった
- 今回はマンムーにきあいのタスキを持たせたが、ドレディアに渡したいためとつげきチョッキが欲しいところ。更に、基礎振りもそれに応じて変えたい
……結構多かったな。ラプラスにザシアン&サンダーとかもう考えたくない……。
まあ以上を踏まえて、3月シーズンはこんな感じで潜りました。
一応、マンムーの基礎振りはこちらを参考に。
そこそこ勝てはしたが、新たな問題が発生。それは……
です。何と、カイオーガは
ドレディアですらしおふきで確定一発にできる
ヤベーイことこの上ない存在。しかも大体セットでナットレイやサンダーがいるため、エースバーンが倒されるとナットレイの突破が困難になってしまう。
ウゾダドンドコドーン!!
ネクロズマ軸は取り分けザシアン軸には強いんだけど、カイオーガやウーラオスが大体重くなりがちな気がします。そのためのドレディアだったりサンダーだったりするけど、それでも平然と出て来るのががが。
ここまでのご清覧ご精読、ありがとうございました!!読後のご意見ご感想、よろしくお願いします!!それからモヴさん、今回もご協力ありがとうございました!